CSSの基本(20)−表のデザインを指定する
今回は、CSSを使って表(TABLE)のデザインを指定する方法を紹介します。このテクニックを使うには、枠線や背景色、文字の書式、余白など、CSSを使った書式指定の基本をフル活用する必要があります。CSSの復習もか兼ねて、その活用方法をもう一度研究してみましょう。

→ 表全体と見出しセルの書式を指定する
 
表全体の書式は、TABLEタグに対して指定します。たとえば以下の例では、次のような書式を指定しています。
  背景色は緑色(#009900)
  表全体の外枠は立体的な枠線
  枠線の重なりは「なし」
同様に、見出しとなるTHタグに対しても、その書式をCSSで指定します。
  セルの背景色は緑色(#009900)
  セルの左側に白い点線の枠線
  セルの内部余白は10ピクセル
  文字サイズは16ポイント
  太字
  文字色は白色
ここまで指定した時点で表(TABLE)を表示させると、以下のサンプルのようになります。現時点では“黒板風の表”といえるでしょう。このまま進めても面白いと思いますが、スタイルシートを詳しく学習するためにも、別のデザインを作成していきましょう。
<STYLE type="text/css">
TABLE{
  background-color:#009900;
  border:12px #FFCC00 ridge;
  border-collapse:collapse;
}
TH{
  background-color:#009900;
  border-left:1px #FFFFFF dashed;
  padding:10px;
  font-size:16pt;
  font-weight:bold;
  color:#FFFFFF;
}
</STYLE>

<BODY>
  :
<TABLE>
<TR><TH>月日</TH><TH>会議室A</TH><TH>会議室B</TH><TH>会議室C</TH></TR>
<TR><TD>12月4日</TD><TD>×</TD><TD>×</TD><TD>×</TD></TR>
<TR><TD>12月5日</TD><TD>○</TD><TD>×</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD>12月6日</TD><TD>○</TD><TD>○</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD>12月7日</TD><TD>○</TD><TD>×</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD>12月8日</TD><TD>×</TD><TD>○</TD><TD>○</TD></TR>
</TABLE>
  :
サンプルページ


→ セルの書式を指定する
 
続いて、通常のセルの書式を追加します。今回は以下のような書式を指定しました。ここでのポイントは、緑色(#009900)の点線を描画するために、白色の点線を指定していることです。というのも、表の背景色が緑色(#009900)であるため、そこに緑色(#009900)の点線を描画しても点線に見えないからです。そこで、発想を逆転し、白色の点線を指定することで、緑色の点線を再現しています。
  セルの背景色は白色(#FFFFFF)
  セルの枠線は白い点線
  セルの内部余白は10ピクセル
  文字サイズは16ポイント
  太字
  文字は中央揃え
そのほか「×」の文字を赤字で表示するために、 red というクラスを作成し、このクラスに対してのみ「文字色は赤色」のCSSを指定しています。
<STYLE type="text/css">
TABLE{
  :
}
TH{
  :
}
TD{
  background-color:#FFFFFF;
  border:1px #FFFFFF dashed;
  padding:10px;
  font-size:16pt;
  font-weight:bold;
  text-align:center;
}
TD.red{
  color:#FF0000;
}
</STYLE>

<BODY>
  :
<TABLE>
<TR><TH>月日</TH><TH>会議室A</TH><TH>会議室B</TH><TH>会議室C</TH></TR>
<TR><TD>12月4日</TD><TD class="red">×</TD><TD class="red">×</TD><TD class="red">×</TD></TR>
<TR><TD>12月5日</TD><TD>○</TD><TD class="red">×</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD>12月6日</TD><TD>○</TD><TD>○</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD>12月7日</TD><TD>○</TD><TD class="red">×</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD>12月8日</TD><TD class="red">×</TD><TD>○</TD><TD>○</TD></TR>
</TABLE>
  :
サンプルページ
注) このサンプルは、Internet Explorer 6.0を対象ブラウザとして作成されています。そのため、その他のブラウザでは表示に違いが見られますが、ご了承くださいますようお願いいたします。


→ 特定のセルの書式を指定する
 
これで、表のデザインの基本が完成しました。続いては「月日」のセルだけデザインを変更してみましょう。今回は、THとTDタグに"md"というクラスを作成し、このクラスに対してCSSを指定しました。THタグ(クラス"md")の書式は、右の枠線を白色の2ポイントの実線に変更しました。また、TDタグ(クラス"md")も、右の枠線を緑色の2ポイントの実線に変更し、さらに背景色に薄い緑色(#CCFFCC)を指定しています。このほかにも、表を見やすくするための工夫はいくらでも考えられると思います。CSSを有効に活用して、素敵なホームページを作成してください。
<STYLE type="text/css">
TABLE{
  :
}
TH{
  :
}
TH.md{
  background-color:#009900;
  border-right:2px #FFFFFF solid;
  padding:10px;
  font-size:16pt;
  font-weight:bold;
  color:#FFFFFF;
}
TD{
  :
}
TD.red{
  :
}
TD.md{
  background-color:#CCFFCC;
  border:1px #FFFFFF dashed;
  border-right:2px #009900 solid;
  padding:10px;
  font-size:16pt;
  font-weight:bold;
  text-align:center;
}
</STYLE>

<BODY>
  :
<TABLE>
<TR><TH class="md">月日</TH><TH>会議室A</TH><TH>会議室B</TH><TH>会議室C</TH></TR>
<TR><TD class="md">12月4日</TD><TD class="red">×</TD><TD class="red">×</TD><TD class="red">×</TD></TR>
<TR><TD class="md">12月5日</TD><TD>○</TD><TD class="red">×</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD class="md">12月6日</TD><TD>○</TD><TD>○</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD class="md">12月7日</TD><TD>○</TD><TD class="red">×</TD><TD>○</TD></TR>
<TR><TD class="md">12月8日</TD><TD class="red">×</TD><TD>○</TD><TD>○</TD></TR>
</TABLE>
  :
サンプルページ
注) このサンプルは、Internet Explorer 6.0を対象ブラウザとして作成されています。そのため、その他のブラウザでは表示に違いが見られますが、ご了承くださいますようお願いいたします。


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